需要によってすべては決まる

これだけインターネットが普及していますので、自動車売却を検討しておられる方は特に、今の時点で自分の愛車がいくらくらいで売ることが可能なのかということを調べてみた経験があるかもしれません。そのような経験を通して、改めて今の時代は何でもインターネットを使えばできるものだと感心されたかもしれません。

ところで、その際に一括買取査定も試してみられましたか。もしそうでなければ、是非一度試してみてください。そうすると、今度は査定ができるだけではなく、さらに便利な機能に気付くことができます。それはつまり、「どこが一番自分の車を高く買い取ってくれるのかを知ることができる」ということです。どうしてこれに気付くべきなのでしょうか。それは、必ずしも1社、つまりある業者がすべての車種に対して高値を付けているというわけではないからです。他の車には高値を付けている自動車買い取り専門業者も、自分が自動車売却を検討している車に対してはそれほどの評価を下してくれないかもしれません。ですから、友人等から「どこどこの車屋さんはすごく高く車を買ってくれましたよ」という話を聞いても、確かにその人の車の場合はそうだったかもしれませんが、だからといって自分の車に対しても同じようなことが起きるとは限らないのです。

なぜそのようなことが起きるのでしょうか。多くの場合、それは単純に需要と供給の問題です。その業者がその時点で相当欲しいと思っている車であれば、自然とその願いが査定金額になって表れます。一方、買い取っても損はないだろうと思うが、とくに必要というわけでもないという場合には、それも査定額になって表れます。また、自分のところにその同じ車の在庫が十分すぎるほどある場合には、別に買う必要もないので、あまり好ましい査定額はつけないでしょう。そのように考えると、わたしたちの側がするべきところは、自分の車を欲しがっている相手を見つけるということになります。

ごくまれに生じることですが、個人的に声を掛けられて、自分の所有している車を売ってくれないかという打診を受けるケースがあります。そのようなときには、その人が何としてでも手に入れたいと思っているので、かなりのいい金額で売却することが可能になります。結局ビジネスというのはそういうものではないでしょうか。つまり、需要と供給の関係なのです。